真夏も終盤にさしかかり、夜には鈴虫の音色が聞こえてきました。虫の音は季節の移ろいを感じられますね。
この夏は、異常なほど雨が降り続きました。毎日毎日、今日も雨かあ、、と残念に思っていたとき、ふとこんな事を考えてしまいました。
せっかく長い間真っ暗な土の中で光を待ちわびていたのに、やっとの思いで外の世界に出たらずっと雨。外に出たセミの命は短い。今年のセミは太陽を知らずに死んでいくのかと思いつい泣いてしまいました笑(本当に)
まず幼虫として土の中にいる期間は種類によりますが、3年から13年だそうです。昆虫なのにへたすれば小動物より長い命!!
土の中にはモグラをはじめ様々な天敵がいます。菌や天敵に襲われずに生き残ったセミだけが地上に出られるのです。これぞ弱肉強食!!
とはいえ羽化の時も無防備なので、スズメバチや蟻などに襲われることもあるらしく、暗くならないと羽化しないようです。
羽化すると今度は鳥や蜘蛛といった天敵に囲まれます。セミの成虫はそんな天敵たちから運良く逃れることができれば、なんと1ヶ月位は生きられるそうです。
(なぜ1週間と言われているかというと、セミは暑さ・ストレスに弱く、飼うのが難しいらしいのです。さらに樹液しか食べないので捕まえても1週間程度で餓死してしまうとか。)
それならあの時期に鳴いていたセミたちもきっと晴れの日を感じられたはずと思うと、本当に良かったと思いほっとしました。
これからの秋はどんなことをかんじられるのでしょうか。
皆さんも少し自然に目を向け耳を傾けてみたらなにか新しい発見などが見つかるかもしれませんよ!!オススメです!!
余談ですが、セミは求愛行動の為に鳴くのでメスのセミは鳴かないそうです。オスのセミたちがんばれー!!